TENT LONDON festoon island

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花綵列島"festoon island"とは日本列島のこと


先日迄LONDONで開催されていたTENT LONDONで、
amanaさんよりご依頼いただいたお仕事。
ARARTさんの開発したアプリをダウンロードしたiPhoneをかざすと、花の開いて行く様子が
映し出されます。
ブースの背景には屋久島の森。それに合わせて、見た事の無い花野森、花の山を造ろうと思いました。滝もどこかにあるような。
活け花や作庭は、ここではないどこかを引き寄せる技術でもあります。

手前のボックスに、このfestoon islandと北斎の木曽の滝とダヴィンチの人体図がかかげられていて、それにiPhoneをかざすと絵が動き出すというもの。
人体図に寄って行くと皮膚が剥がれ、神経の網目になり、更に奥へ行くとミクロの細胞の蠢きにまで達します。

花も咲いては萎れ、次の花が咲き、盛りを終えると次の命に場所を空けて行く訳ですが、
それが人体の細胞レベル〜人が切り出した活け花の森〜屋久島の森へと同じことが起こっているのがわかります。
実際の展示はみていませんが、日本列島がこの名を持っているということを伝えたいということもありましたので、いい機会をいただきました。お世話になった皆さんありがとうございました!

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以上二枚はRudesignさんのサイト(下記)より。

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撮影の様子。


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http://www.rudesign.jp/?p=1706




仕事として花を活ける時には、お客様の文脈を大事にし、花の旬を考え、色や質感、情景をいろいろイメージしてみます。でも、花は生ものですから、注文通りの仕入れがかなわない場合もありますし、現場でやってみて、イメージ通り行かない場合もあります。一本一本皆違うので、予定はあるようでないようなものです。
そうした時、限られた時間でどうするのか。その場に臨んで発揮できる力を持っていたいと思っています。場所と素材に出会い、相互共振し、想像をいつも超えていくことが、花生けの醍醐味であり奥が深いところです。
花は遥か昔から「こころの形代」です。型や方法や技術を用いて、物語を伝えてゆくのが仕事です。作庭のダイナミズムと、一輪の投入れのダイナミズムは通じています。