ISIS FESTA edit tour 特別編 追記 《めぐり花》のこと


新暦「雛祭り」の前日のエディットツアー。本を開く、花も開く。呼ぶ、詠む、読む旅。
雛祭りのことから話しをはじめた。

11041737_1049010911782735_4900663459533630270_n.jpg

松岡正剛氏が『知の編集術』という新書の中で”編集という方法の入り口”として三つのことを掲げている。
①編集は「文化」と「文脈」をたいせつにする。
②編集はつねに「情報の様子」に眼をつける。
③編集は日々の会話のように「相互共振」する。

これはそのまま生け花や作庭の技術と通じる。
(この三つがない仕事はないと言ってもよいのだか、、、)

10409095_1049010908449402_7818783250345623054_n.jpg

編集は集めて、編む。
歌を集めたり、文章や物語りを集めて編むと「詩華集」つまり「アンソロジー」になる。
連句や連歌もそうである。
編曲、編集などと同じく花も空間も「アレンジ」される。

10451847_1049010961782730_8381315986662380740_n.jpg


また、「情報を創発するための技術=編集術」と書かれている。「創発」とはその場面に及ぶと巧まずして出てくるクリエイティビティーのようなものである。

「めぐり花」はみんな(3人程度から20人程度)で一つの花を生けて行く。そこには切り取られた命を活かす作法と連句のように接いで行く方法があり、たまたまそこに集まったみなさんとのあいだ、植物とのあいだ、空間とのあいだ、花と花のあいだ、沢山のあいだがあり、相互に共振する。そうやって「創発」されたものがひとときの「あの世」=「ユートピア」になる。

11017073_1049010918449401_1788926198148913994_n.jpg

座学と活学、同じ風土に生きる事、同じ地球に生きる事を花が䑓に力をみなぎらせ、開く花々のように、ひとりひとりが同じ型から違う花を咲かせる。共感と共感覚のために。「めぐり花」は3/11の東日本大震災をきっかけに生まれた方法です。

11045453_1049292141754612_3999425851992629361_o.jpg

「いろはにほ」の5チームが、それぞれの棚の前に吊るされた二本の竹に花を挿して行く。枝ものの木瓜や雪柳、雛祭りに因んで桃、菜の花も。チューリップやラナンキュラス、アネモネ、フリージア、水仙も。5チームとも花ものは組み合わせを変えてある。


^^^^イシス編集学校のfacebookより。^^^^^
「3/2(月) イシスフェスタの第2日目は、エディットツアー「めぐり花ワークショップ」が開催されました。ナビゲーター役は、塚田有一 師範代。ゲスト師範は3/5のフェスタにも登壇される竹内裕明 師範代です。

 「めぐり花」とは、日本列島が四季折々、北から南まで美しい花でつながれているように、“花”で空間を彩ってみようというコンセプトです。
人と植物の「間」に生け花があり、冬と春の「間をつなぐ」ものとして雛祭りがあると、塚田師範代は語られました。

 ツアーではまず、「好きな花」を告げるところから始まりました。夜桜、鉄仙、カラー、矢車草、と好きな花も、理由もそれぞれです。中には「心の中の花」という方も。「春のイメージとは?」「雛祭りの五しょくとは?」次々に質問が投げかけられ、本楼の黒板が埋まっていきます。

 後半は、「春告花」を使っためぐり花ワークショップです。雪柳、木瓜、桃の枝から、チューリップ、菜の花、フリージアなどの花まで、“旬”の植物で本棚が彩られ、作品名が展示されていきました。参加者の皆さまも、とても楽しそうでした。

 写真は、22期守・破 ”熱々ACTG 教室” 渡辺彰衡(あきひら)師範代 が撮影くださいました。「要約と余白が共存」する編集的な写真たち。ありがとうございました。

1904203_1049292225087937_7065575948487485193_n.jpg

10404244_1049292135087946_2206572122768768492_n.jpg

11018884_1049292228421270_5524507229744470997_n.jpg

11024219_1049292215087938_3250634499563187663_o.jpg

11034238_1049292145087945_3494140288898744529_n.jpg

11037466_1049011038449389_4812314689230894577_n.jpg

11042950_1049010991782727_7468133012935907865_n.jpg


11046773_1049010998449393_4413625853890623127_n.jpg


最後のお題は「タイトル」をつける。
背後の本棚にならぶ書物のタイトルをもじって、いけた気持ちや手触りを編集してもらった。
花を生けながらちらちらと眼に入る背表紙の言葉は、思いのほか作品に影響を与える。

11034363_1049292221754604_7921430324129933479_o.jpg

11026133_1049292148421278_5002005681747575828_n.jpg

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1049010888449404.1073741885.214191468598021&type=1




温室のさまざまな活動、ワークショップ等のご案内や空間としての温室で行われるイベントなどについて、随時お知らせいたします。