いつかのものがたり〜花を生けることと小説を書くことvol.2〜

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風薫り、嵐のごとく湧出する緑の季節。
「いつかのものがたり vol.2」では、初回と趣向を変え、
この季節のある植物が象徴的な、皆さんがよくご存知の物語を取り上げてみます。

そのものがたりを小説家の仙田学は翻案し、書き下ろします。
塚田有一は「ものがたりとしての花活け」を試みます。

借り物の言葉と文字で、
あるいはまた
植物の姿や振る舞いを借りて、
もともとあった物語りを、
それぞれの生の先端で語り直していく仕事を続けている二人。
どこかだれかの記憶にいつか触れ得んとするそんな行為の
積み重ね。

みなさんだったら、この物語りを更にどんな風に翻案し、
それぞれのものがたりを生むでしょうか?

ものがたりの産声を掬いにいらしてください。

今回もバンド・デシネ翻訳家の原正人さんが、ナビゲートをしてくださいます。


*出演/ 仙田 学(小説家)

     塚田 有一(グリーンディレクター/フラワーアーティスト)
     原 正人(翻訳家)
*日時/2015年5月21日(木)小満
    19時から21時頃迄。開場18時45分。
*場所/千代田区西神田2-4-1
    東方学会本館三階33−2号室
*料金/3,500円(当日受付にてお支払いください)
*お申し込み・お問い合わせ/上記「問い合わせ」フォームよりお願いします。(担当:塚田)

===プロフィール===
☆ 仙田学(せんだ・まなぶ)1975年生まれ。京都出身。2002年「中国の拷問」で第19回早稲田文学新人賞を受賞しデビュー。著書に『ツルツルちゃん』(NMG文庫)、『盗まれた遺書』(河出書房新社)などがある。
http://ameblo.jp/sendamanabu/
Twitterアカウント@sendamanabu

☆塚田有一(つかだ・ゆういち)1991年立教大学経営学部卒業後、草月流家元アトリエ/株式会社イデーFLOWERS@IDEEを経て独立。世田谷ものづくり学校(IID)グリーンディレクター。2012年建築家平田晃久氏とともにOKAMURA DESIGN SPACE R「FLOW_ER」展を行う。2011年以降「花綵列島プロジェクト」始動。その一環として各地で「めぐり花」の活動を続けている。花活けやイベントのディスプレイの他、個人邸の造園やオフィスなどのグリーンデザインを多数手掛けている。

☆原正人(はら・まさと)1974 年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。フランスのマンガ“バンド・デシネ”の翻訳家。訳書にニコラ・ド・クレシー著『天空のビバンドム』、ヴィンシュルス著『ピノキオ』、『デス・クラブへようこそ』、ブノワ・ペータース&フランソワ・スクイテン著『闇の国々』(共訳)、バスティアン・ヴィヴェス『塩素の味』、『ポリーナ』、フレデリック・ペータース『青い薬』、マリー・ポムピュイ&ファビアン・ヴェルマン&ケラスコエット『かわいい闇』など。監修に『はじめての人 のためのバンド・デシネ徹底ガイド』がある。

http://onshitsu.com/2015/03/04-210701.php
http://onshitsu.com/2015/03/26-225219.php




ワークショップは、植物に触れ、植物に人が託して来た物語を知り、身体知を取り戻すことと、風土を感じることを大事にしています。