緑蔭幻想詞華集(アンソロジー)vol.8「鏡」

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(ご参加頂いた方の写真)

川端康成『慰霊歌』という物語りの花いけ。
鏡 理髪店 黒髪 薔薇 をんな 霊 菊の花 水…
東さんが難物だったと仰る「鏡」と「植物」の組み合わせ。
漱石の『夢十夜』の「第八夜」から続けての朗読でした。

ばうばうとした芒をばうばうと立て、
去年今年の棘をつけた白とピンクの冬薔薇を合わせました。
野バラの赤くなりかけの実も。
花を生けているときの記憶がやや飛んでいます。

他に東雅夫さんは、
江戸川乱歩の『鏡地獄』などご紹介くださいました。


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緑蔭幻想詩華集vol.8テキスト
鏡 かがみ きょう

「鏡花水月」…鏡に映った花。水に映った月。姿が見えても手に取ることができないもの。
月…齧、欠、尽き、とき 盈虚、

草葉の陰
 緑蔭 あの世 よみ やみ やま  
 かげみ かがみ 影見 鑑みる
 叢  迷宮 ラビリンス 合わせ鏡

植物界 迷いこむ魔界/異界 
やま。もり。みづ。
叢、草、花など…深奥への導入。泉鏡花に取っては女性の深奥。子宮。子宮と亀甲墓。聖性

奥、沖…山の奥の桃源郷 海の果て(=沖)の蓬莱山、ニライカナイ

月と花
 雪月花/花鳥風月
 咲く 朔
 月とは最遠の理念、真如の道理そのもの、
   花は因果の果てに通ず   
  妙 花 面目   花と珍しきと面白
柱立て。依り代。


青薔薇
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 (同じくご参加頂いた方の感想)
今日の緑蔭幻想詞華集は「鏡」。川端康成の『慰霊歌』に合わせた立花でした。写真では見えませんが、骨みたいなものに薄がいけてあるので、能の「通小町」の「秋風の吹くにつけてもあなめあなめ小野とは言はじ薄生いけり」を思い出してしまいました。




ワークショップは、植物に触れ、植物に人が託して来た物語を知り、身体知を取り戻すことと、風土を感じることを大事にしています。