TERRAIN VAGUE vol.64「花結び 旧暦ひなまつり」関根みゆきさん

%E7%94%BB%E5%83%8F_%E8%B2%9D%E6%A1%B6.jpg(貝桶)

 結yuu主宰の関根みゆきさんにならう「結び」。
 昨年は旧暦端午、七夕、重陽、冬至と4回お願いしましたが、今年は初めての開催となります。
 今年は月の暦では3月30日が上巳の節供(桃の節供/雛祭り)でした。さらに半月ほど夏に近づいているわけですが、そんな時にまだ早い春の海や野山を思い返しながらの会もいいのではないでしょうか?惜しむ間もなく過ぎていくのが「とき」、立ち止まって結びでそのときを「仮留め」したいとも思います。

関根みゆきさんよりメッセージ//

  次回「花結び」は五節供の一つである「上巳の節供」にまつわる結びを取り上げます。
陰暦三月最初の巳の日に行われる上巳の節供は中国の水辺の禊が起源といわれます。
 平安時代の貴族たちは身の穢れを人形(ひとがた)に託し川に流す「上巳の祓い」を行いました。また季節に関わりなく行われていたひひな遊びがこの行事と融合したとも考えられています。
 武家社会になって上巳の節供は年中行事に組み込まれ、雛段には様々な調度や楽器などが並ぶようになります。貝合わせの貝を入れる貝桶は嫁入り道具として最も大切にされたもので雛段にも並びますが、その結び方はあまり伝えられていません。
 江戸時代の武家礼法家、伊勢貞丈は「包結記」という包み結びの専門書の中で貝桶の結び方2種を絵と文で説明しています。今回「上巳の節供の花結び」ではお雛様と水との関わり、そして「うろこ結び」と呼ばれる貝桶の結び方をご紹介いたします。

塚田もお話に加わらせていただき、結びと植物のそれぞれの角度から上巳の節供を紐解きます。

ーーーーーーーーーーーーーー

時: 二〇一七年四月十四日(金)
   十九時から二十一時
所: 千代田区西神田2の4の1
    東方学会本館三階33の2 温室
   https://map.yahoo.co.jp/maps?ei=UTF-8&type=scroll&mode=map&lon=139.75484163&lat=35.69789079&p=東京都千代田区西神田2丁目4-1&z=16&layer=pa&v=3
講師: 関根みゆきさん
    http://www.yuunet.jp/pg136.html

聞き手:塚田有一

費用: 3,500円(材料費込み)
持ち物:持ち帰り用の包みや袋、鋏
申込  hikarionsitu@yahoo.co.jp
問合: 塚田まで
    (090−3420−3514)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
sekine-thumb.jpg
【プロフィール】
関根みゆき(せきね・みゆき)
山口県下関市出身 東京世田谷在住。約18年間、都内のホテル・レストラン(パレスホテル・銀座東急ホテル・東京会館他)などで専属ピアニストとして活動。転職を機に仕事のかたわら1996年より結びを始める。2002年-2003年と海外の「日本伝統芸術祭」に飾り結びで参加し、結びが世界共通の文化であると感じ日本の結び文化に興味を持つ。2004より京都の結望会主宰西村望代子先生に師事。古い文献の再現と創作を始める。2008年、結びと深い関わりのある包みに興味を持ち、デザイナー山口信博氏が主宰する折形デザイン研究所の教室に通い、基礎・応用コースを修了。衣食住における技としての包み結びが人々の精神生活に於いても重要な役割を担っていたことを実感すると共に、山口氏のいう「生活の技術」として包み結びの伝承を試みることの大切さを学ぶ。現在、結びの研究・提案・制作・講座を主に活動。古事記・日本書紀に表れる神名でもある産巣日・産霊(ムスヒ)と糸偏の結びとの繋がりをテーマに結びを探求中。

結びの作品:氷川会館「結びの五節供」パネル制作・川越氷川神社「まもり結び」12カ月
http://www.cocoromagocoro.com/about/
http://www.cocoromagocoro.com/tag/まもり結び/




ワークショップは、植物に触れ、植物に人が託して来た物語を知り、身体知を取り戻すことと、風土を感じることを大事にしています。