赤坂氷川神社花活け教室「はなのみち 冬至の白 」2017/12/18

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赤坂氷川神社さんでの「はなのみち」。12月18日月曜日の夜、タイトルは「冬至の白」。
冬至の花かざりを作りました。

冬至は一年で最も一番昼が短く、夜が長い日。
それとともに命あるものの活力が弱まりシンとしていく。日食がピークを迎え、新たに光が溢れだす瞬間のように、冬至は「ミタマノフユ」の起点。陰から陽へ。魂の振動が再び始まる。

クリスマスもお正月も冬至由来。
神社の境内から頂いた木々と、いつもの花長さんの花材は、二つの行事がそれぞれ縁起を担ぐ植物のミックスです。
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モノトーンの冬の落葉した枝もの(ブルーベリー、ヤマコウバシなど)には「冬芽」がついています。その冬芽を「たま」に見立て、玉箒に。「たま振り」で命の復活を願います。
そこに沢山の鮮やかな色が重なり合わさり、痛いものや赤いもの、黄色い実物、常緑のものなどなど、活力が賦与されていきます。
中でも柚子は太陽のミニチュア。
隈笹は歌舞伎の隈取とかけて、清々しさにおめでたさも。
母型がわかると、見立てが効きます。
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今年4月から始まった「はなのみち」。
赤坂氷川神社の皆さん、いつも一緒に楽しんで走り抜けた感じがします。都内でも有数のエネルギーあふれた場所で学ぶみなさんとご一緒できたことはとてもありがたいことでした。
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お稽古の後は、いつも清々しい空気が広間に満ちています。
ゆく年を和々しく惜しみつつ、来る年を賑々しく迎えましょう。

*写真はいずれも赤坂氷川神社さんのFacebookより。
https://www.facebook.com/akasakahikawa/posts/993667714119203
https://www.akasakahikawa.or.jp/ikebana/




仕事として花を活ける時には、お客様の文脈を大事にし、花の旬を考え、色や質感、情景をいろいろイメージしてみます。でも、花は生ものですから、注文通りの仕入れがかなわない場合もありますし、現場でやってみて、イメージ通り行かない場合もあります。一本一本皆違うので、予定はあるようでないようなものです。
そうした時、限られた時間でどうするのか。その場に臨んで発揮できる力を持っていたいと思っています。場所と素材に出会い、相互共振し、想像をいつも超えていくことが、花生けの醍醐味であり奥が深いところです。
花は遥か昔から「こころの形代」です。型や方法や技術を用いて、物語を伝えてゆくのが仕事です。作庭のダイナミズムと、一輪の投入れのダイナミズムは通じています。