TERRAIN VAGUE vol.147『魂の巡礼』 第九講 18話 XV[LE DIABLE] (悪の由来と自由の根源、欲望と繁栄〜深淵の超克、ルシフェルとアーリマン、時間の内と時間の外、転落と帰還)19話 XVl[LE MAISON DIEV] (人為的価値の無効化、古い時代の突然の崩壊、幽閉された気高き魂の解放、目覚めと創造のための新しいプロセス)2018/12/07 アリタマサフミ
街がイルミネーションで彩られ、賑やかです。
太陽があらたまる冬至に向けて、そろそろ古い衣を脱ぐ時ですね。
そのための温故知新。伝承札を「今」、どう読みとくのか、アリタさんの切り口は新鮮です。
アリタさんよりメッセージ;
「諸悪莫作 衆善奉行」と大書した一休禅師。一方で飲酒 肉食 男色 女犯の破戒僧として、権力に媚びることなく形骸化した因習に警鐘を鳴らし、民衆からも深い共感を得たと記されています。
同じく15世紀(室町中期)キリスト教圏ではジャンヌダルクが火刑に処され、東ローマ帝国の城壁は崩壊。
その後、アメリカ大陸の発見とルターの宗教改革に端を発する血塗られた16世紀が始まります。
伝承札(タロット札)の原型がイタリアのヴィスコンティ家で編集されたのも同じ頃ですが、一見して中世ヨーロッパ調に見える絵札には、一休骸骨や狂雲集にも通ずる痛烈な風刺や、異端審問も恐れぬ根源的な視座が宿っているようです。
まさに『0愚者』の旅。
水星が巡行へと戻る12月7日 射手座 新月の夜。
東西の伝承智を巡りながら「神話的な悪の由来と現代における欲望の解放」「古い囚われの崩壊と刷新的な個の時代の現れ」について、同時代に生きる私たちの在り方に寄り添いながら、内なる巡礼の旅・奥の院の門前に辿り着きたいとおもいます。
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*期日/2018/12/7(金)
19:00〜21:00
*料金/3000円(当日精算)お菓子つき
学割あります(2000円)
*15名程度
*申し込み
問い合わせメールホームよりお申し込みください。
hikarionsitu@yahoo.co.jp
場所
東京都千代田区西神田2-4-1 東方学会本館三階33-2号室 温室
https://www.google.co.jp/maps/place/〒101-0065+東京都千代田区西神田2丁目4%E2%88%921/@35.698832,139.754806,16z/data=!4m5!3m4!1s0x60188c1506e0953d:0x4085d41c74cd0716!8m2!3d35.6978773!4d139.7548588?hl=ja
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アリタマサフミ(占星図案作家) 未発掘のフォークロア文脈と辺境チックな都市文化をスケッチする図案作家。テキスタイルブランドNew Esperanto Labelを創設し、国内外のブランドやメーカーとプロダクトを展開。天体のリズムと創作的な想起との関連性を研究している。
http://izumonesia.jp