鷺沼GREEN BASKET bluestudioさんとのお仕事

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http://www.bluestudio.jp/rentsale/rs005283.html
(ブルースタジオさんのサイトより)

Concept
 まちの人と人をつなぐ「実りの庭」と風の抜ける「ツリーハウス」
〜まちの人にとって心地よい居場所になる鷺沼の新しい原風景〜
 
 
 → 開発以前は、農地と山林からなる丘陵地。
    丘陵に挟まれて低湿地帯が長く伸びており「鷺沼谷」と呼ばれていた。
   この古くからの風景が「縮景」され、庭として切り出され、
    新たな物語の場となっていく。
 
   人工的な「谷地」とも言える東西のパースペクティブを活かした中庭を提案。
   谷地を抜け、明るい芝の丘からステップガーデンを抜けると小高い駅へ向かう道へ出る。
 
   緑の中を潜り抜ける道行の身体感覚。季節の移ろいの実感。

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多摩丘陵 冬の雑木林のイメージ。

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模型写真
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東には紅山桜、黒船ツツジなど春の庭。

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中庭 小さな「谷地」として、層のある多様な植栽を植える。

上から下へ。
 日当たりの良い北側の層、緩やかな斜面、途中の原っぱ。そして建物側のシェードガーデン。
 短い距離だが立体的な風景が迎えてくれる。

東から西へ。
 東からは駐車スペースを右に見ながら、サワサワと揺れる落葉樹の林を抜けると緩やかな起伏
の丘が現れる。日当たりの良い壁側は様々な実のなる木が植えられている。
 緑陰あり、木漏れ日の下、通り抜けるだけで日常からふと離れることができる。
 
 突き当たりは道路に向かって段々の庭があって、オージー系のマニアックな植物も植えられた
ステップガーデンとなる。それらを見ながら上りきるとラウンジとプランツ屋さんがあって、懐かしい
森を抜けて街中に帰ってきた感じ。

 西からはその反対が辿れる。プランツ屋さんのゲートをくぐって降りていくと、谷に向かって懐かしい風景が展開していく。


*子供達の冒険心が満たされる起伏に富んだ小径が所々にあって、遊びまわっていく中で、
さりげなく刻々と変わる植物や、生き物たちの営みに触れられる。そうやって無意識に情感が育つ庭となる。それこそが「実りの庭」である。また実際にベリー類や柑橘類、どんぐり、ハーブ類などが植えられ、収穫を楽しめ「まちの人と人をつなぐ」庭となる。

時には季節に合わせたイベントが開かれる。車両用のスペースも開放され、様々なお店がやってきて、華やぎの時間が生まれる。


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小さい頃から雑木林の中を走りまわっていました。その時の様々な感覚が、庭をつくる際の「根っこ」になっています。庭は、切り取られた自然だとしても、そこに生命が育まれ,生態系が生まれます。一瞬一瞬の美しさを感じ、その場所に佇んでいると、きっと何かが見つかると思います。

(有)温室では、主に個人邸を中心に、多くのお客様の庭作りとその後の管理を通して、自然が身近にあることで分かち合えるものを大事にしながらデザイン及び管理をしています。